通常、コンクリートは強度の発現まで数日を要しますが、
捨てコンは構造体ではないので翌日からさっそく作業です。
昨日打った捨てコンの表面が固まったので、まずは墨出し。
の予定が朝から雨。
仕方なく他の作業等をしていると、雨が上がったので墨出しの開始です。
本日は雨で朝からつまずいた事に加え、
墨出しは僕が中心となって行う作業なので写真が撮れませんでした。
ですのでざっくりと。
墨出しに使用するのがこのトランシット。
3脚を立てて覗いている作業員を見たことがない方はいないでしょう。
本来は角度を測定するものですが、これに光波計がついていれば距離もわかります。
こちらで必要な点を捨てコン上に次々とポイントし、
点を結んで墨で印をつけます。
光波であれば座標が出るので盛替えが不要なのですが、
まだそこまで使いこなせていないので時間がかかってしまいました。
距離や角度がかなりの精度でわかるのですが、
正確な位置に据えないとその精度も無駄になります。
肝である設置が一番の難作業で、ヘロヘロになりました。
印が出たのを待ち構えていた職人さんが墨に沿って鉄筋を配置し、結束。
結束自体は難しい作業ではありませんが、本職の方の鮮やかな手さばきは
いつも見とれてしまいます。