大工さんが木材を加工している傍ら、建物外周部に足場を架けました。
こちらが使用部材。クサビ式緊結足場、通称ビケです。このタイプの最初の商品名がビケだったらしいですが、これと対応して使われる枠組足場の通称がビティなので、紛らわしいと思います。
柱を立て、横架材を架けてクサビを入れて叩いて緊結します。名の通りの仕組み。
全周にぐるりと布板をかけ、転落・落下防止の為のシートを結びつけて完成。余談ですが、労働安全衛生法やその他の安全対策資料などでは”転落”は人、”落下”は物(材料や工具)に対応していると感覚的に解釈していましたが、この記事を書く際に確認してみると”転落”ではなく”墜落”という表現でした。ちなみに、日本救急医学会の用語集によると”転落”は体が階段や斜面に接触しながら落ちることを言うようです。いずれにせよ、高所での安全対策は万全を期さねばな、という締めで余談を終わります。