施工記録もずいぶん遅れてしまい、申し訳ありません。
柱の両端には、下の土台側も上の梁側にもホゾ加工がしてあります。
柱と梁を固定するために、梁に(見えませんがホゾを狙って)穴をあけ、
込栓を打ち込みます。
外装板の邪魔になるところは面一になるよう後で切り落とします。
また、筋交いと干渉するなど込栓が打てない箇所は、
法で定められた金物を使用します。
柱と梁の建込みが終わり、最後に火打ちを入れます。
平面的な変形を防ぐ斜材です。
また、外部の柱は土間に埋め込んだアンカーボルトに締付けています。
柱と梁が組み上がり、建物が建ったように見えますが、
それぞれの柱は厳密に垂直になっていません。
ここで行うのが建方調整です。
まずは、専用の器具で傾きを調べます。
傾きを是正するために斜材を噛ませて突っ張ります。
この道具は木材に傷が入るので、材料を見せる箇所の多い今回は
どこに噛ませるか大工さんも頭を悩ませていました。
垂直になったところで、仮すじかいを打ち付けて固定していきます。
足場が架かったので、準備期間を3週間以上過ぎていますが全国安全週間の表示を。表示でケガがなくなる訳ではないですが、目に入るだけで少しでも気を引き締めて作業してもらえればと思います。もちろん、それ以前の現場の安全対策あってのことですが。